旭川出張レポート〈最終日旧岡田邸視察編〉
- ruhe-annex
- 2017年7月6日
- 読了時間: 2分
長々とお送りしておりました旭川出張レポート、これで最後です。
3日目の最終日は、最終の飛行機で帰る予定をしていたため、市内観光をしました。
旭川観光を調べている中で気になっていた岡田邸へ。ここは「北の誉」オーナーの自邸として建てられた建物で、登録有形文化財に指定されています。一時は取り壊しに追い込まれそうになったこともあったようですが、保護団体の働きかけによりその危機を免れ、今はおそば屋さんとして使われています。このように使いながら建物を保存していくことを「動態保存」といいます。建物は使われないとどんどん古くなっいってしまいますからね。
中に入るなり、素晴らしい作りの数々に息をのみました。


ブルーの外壁が印象的な佇まい。昭和8年建築のモダニズム様式です。木枠に細かくラインで模様が掘られた木サッシ。気密性を考えるとアルミや樹脂サッシに変わってしまうのは仕方の無いことですが、昔の建具はデザインが様々でいいなといつも感じます。


かつては皇族が泊まったというお部屋。欄間も立派です。使い込まれた畳の感触が心地よく、歴史を感じます。入口のステンドグラスや玄関のシャンデリアとの和洋折衷が面白かったです。


家が一軒建つ程の木材を使用した階段と、西陽を楽しむために銅を埋込んだ踊り場のガラスがとても魅力的でした。「見積の無い建て方」と言われた所以が随所に感じられます。
間仕切りの建具と床の柄もとても素敵で、居室の欄間などにも遊び心を感じ、何度も来たくなる工夫がなされている建物でした。岡田氏のこだわりが詰まった建物を、現在でも利用しながら守っていっていることを強く感じました。
私古川のまとめとしてお送りした旭川出張レポートですが、お写真から旭川の魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。
大変貴重な経験ができた3日間からもう2週間が経っていることに驚きますし、気付けば来週は怒濤の棟内モデルルーム4部屋の納品です…!怒濤とはいえ、とても楽しみです!一度に4部屋の納品は初めてですから。
また納品の様子をブログにてご紹介しますのでお楽しみに!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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