リノベーション物件が竣工しました。
すっかりご無沙汰しております。
気がつけばあっという間に3月も後半にさしかかり、桜開花の知らせが各地から聞こえてきます。
…と思っていたら、今週末東京はもう満開なのですね。
週末は天気も良いそうですし、早起きをして散歩をしようかと思います。(人ごみは苦手です。笑)
さて、2月後半からのプレゼンテーションラッシュの合間を縫って、先日弊社がデザイン監修を行いました、リノベーション物件の竣工検査に行って参りました。
麻布十番に位置する、築41年のビンテージマンションです。
「Luxury-eco」をコンセプトにデザインしたこちらの物件。
レトロで重工な雰囲気の共用部を抜け、一歩室内に入ると、モダンな空間が広がっています。
エントランスのシューズボックス。リビングへつながる廊下は全面収納になっています。
アンティークガラスの上に青養生が…?と思っていたら、2cm短く発注してしまい、再制作待ちとのこと。。あらら。。
今回のポイントはこちらのステージキッチン。
ガス管の関係上床上げをしなくてはいけなかったところ、全体はできるだけ下げ、キッチンのみステージのように1段上げました。 LDの中心に位置したキッチンは、デザインした折り上げ天井と相まって、このお部屋の顔となっています。
建具も1からリデザインしました。
躯体壁のため建具高さを変えられなかった洋室の扉は、横にリブ材をつけ、上部も同材張りにすることで高く見えるような工夫を。
リビングドアはハンドルの柄と揃えた、シート材の型押しをセレクトしました。
シート材とは思えない、高級感を漂わせています。
洗面や洋室も、素敵に仕上がりました。
ちょっぴりレトロなこちらのモザイクタイルはカットができないため、職人さんが目地幅を細かく調整してくださったそうです。おかげできれいに仕上がっていました!
カーペットも妥協しなくてよかった!踏み心地よく、色も上品です。
他の部屋がダークな分、寝室は優しい雰囲気を。
度重なる打合せの末、着工までも多くの困難があり、この度ようやく完成を迎えました。
プランニングから約1年とのことで、担当の方も大変喜ばれていました。
良いものを作る事ができ、私共も嬉しい限りです。
長い期間をかけて美しく生まれ変わったこのお部屋。
新たなオーナーと共に、第2の物語を作って行ってくれることを願っています。